呼吸と整体A|仙台とりうみ整体院
前回は呼吸(酸素)の重要性についてご説明しましたが、今回は当院が行っている呼吸を整える整体とセルフケアでの深呼吸のやり方をお教えします。
1次呼吸と2次呼吸
人間の呼吸には一次呼吸と二次呼吸があります。
一般的にみなさんが思いつくのは口で息を吸う(肺で呼吸する)二次呼吸です。
それに対して一次呼吸とは「脳の呼吸、頭蓋骨の呼吸」と言われています。
肺で行われる二次呼吸は体に酸素を取り入れ、不要な二酸化炭素を排出する役割、頭蓋骨の呼吸(一次呼吸)は脳関髄液と呼ばれる液体を循環させる役割を持ちます。
前回ご説明した通り呼吸、酸素をできるだけ体に多く取り込む事は非常に重要ですが、それと同じくらい一次呼吸(脳の呼吸、頭蓋骨の呼吸)も重要です。
頭蓋骨のゆがみや、硬さがある状態だと一次呼吸が正常に行われずに、脳脊髄液の流れが悪くなります。
脳脊髄液は神経の栄養になるので、循環が悪いと必然的に体の機能が低下したり自律神経の乱れや体の痛みにもつながります。
当院で行う整体
二次呼吸(肺呼吸)、通常の呼吸が浅い人は一次呼吸(頭蓋骨の呼吸)も弱い傾向があります。
@体の歪み・内臓を整える
深呼吸を意識するだけでも十分効果はあります。
しかし体の歪みが強いと横隔膜(呼吸の際に動く)が硬く、呼吸が浅くなりやすいです。
当院の整体では体の歪みや、内臓のゆがみを調整する事で更に呼吸がしやすい体を作ります。
・足首の歪み
・骨盤のゆがみ
・内臓疲労
・背骨のゆがみ
など、様々な原因があなたの呼吸を弱らせている可能性があるのです。
A頭蓋骨の歪み・硬さを整える
体や内臓のゆがみが取れると二次呼吸(肺呼吸)がしやすくなるので、次に一次呼吸(頭蓋骨の呼吸)の調整をします。
頭蓋骨もわずかに動くことで脳の呼吸をしている状態です。
頭蓋骨の硬さやゆがみを取ることで一次呼吸を整えると体調も落ち着きやすいです。
「呼吸」は体の症状や不調の種類に限らず生きていく上で必要不可欠です。
深呼吸セルフケア
前回の「呼吸と整体@」と今回の「呼吸と整体A」で呼吸の重要性はしっかりと理解していただけたかと思います。
整体を受けれれば呼吸も整いやすいですが、自分で意識して深呼吸を行うだけでも十分効果が期待できます。
今回は簡単な深呼吸をお教えします。
@両手をみぞおちに置く(だいだい横隔膜のあたり)
A両手でお腹を軽く押し、2〜3センチ程上に持ち上げる(下がっている横隔膜を上げるイメージで)
B両手で横隔膜を持ち上げたまま1〜2分間深呼吸をする(5秒で鼻から吸い、7秒で口から吐く)
これを1日2回〜3回ほど行ってください。非常に簡単です!
毎日継続して深呼吸を行う事で、1ヶ月〜2ヶ月後にはあなたの体調も安定しやすくなります。
巷で流行っている○○ダイエット、○○健康法、実に様々なものがあります。
しかし、食事よりもお水よりも大事なもの。
それは酸素(呼吸)です。
みなさんも深呼吸を意識して健康な体を維持しましょう!