椎間板ヘルニアについて
椎間板ヘルニアとは、(背骨の中)に飛び出してしまった椎間板(骨と骨をつなぐゼリーのようなもの)により神経(馬尾神経)が圧迫され、坐骨神経痛を引き起こすものとなっています。
レントゲン、MRI画像などでは椎間板の線維輪が壊れてしまい中の髄核と呼ばれるゼリー状の物質が脊柱管内に飛び出してしまいます。
加齢によって進行する椎間板の退行変性(年を取ると椎間板が弱ったり薄くなったりする)に伴い、椎間板ヘルニアとなっても症状が無い場合もあります。
椎間板の脊柱管内への突出がある場合でも、症状が消失することもあります。
椎間板ヘルニアの判断基準って何?
先程、ご説明した通り椎間板ヘルニアだったのにも関わらず症状が出ていなかったり、痛みが勝手に消えていくものもあるので椎間板ヘルニアには以下の基準があります。
腰椎椎間版ヘルニア診断ガイドライン基準
@腰部・下肢痛(腰と足の痛み)がある。主に片側、あるいは両側。
Aじっとしていても症状・痛みがある。
BSLRテスト(仰向けで足を伸ばしたまま、他動で持ち上げて伸ばす検査)は70°以下陽性(ただし高齢者では絶対条件ではない)
CMRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、脊柱管狭窄症を併発していない。
D痛み・症状と画像所見が一致する。
椎間板ヘルニアの症状
腰部椎間板ヘルニアの症状として大きく3つ挙げられます。
@脊椎症状(可動域制限など)
・腰椎の前屈が制限される。
・坐骨神経痛性側弯を生じる事がある。
A神経症状による、しびれ、痛み。
・下肢神経ではSLRテストで陽性がでる。
・上位椎間板ヘルニア(腰椎2〜4番)ではFNSテスト(大腿神経伸展テスト)で陽性。
B神経脱落徴候(感覚の麻痺)
アキレス腱反射や膝蓋腱反射、知覚神経の麻痺など。
椎間板ヘルニアの治療
膀胱・直腸障害(排尿・排便障害)、進行する神経麻痺が出ている場合は緊急手術が必要となります。
その他は保存療法を中心とした治療がメインとなります。
一般的に病院では急性腰痛で椎間板ヘルニアを発症した場合には、2日程度の安静、コルセット、消炎鎮痛剤の投与、ブロック注射などが挙げられます。
椎間板ヘルニアに必要な治療とは?
しかし先程ご紹介した治療法でも中々症状が改善せずにお困りの患者様が当院には大勢いらっしゃいます。
その患者様達に共通していたことがひとつあります。
それは「体の歪みがひどい」という事です。
腰椎椎間板ヘルニアは結果でしかあしません、その他に体のねじれ、骨盤のゆがみ、足のゆがみなどが重なって椎間板ヘルニアとなります。
腰だけ治療していてはあまり効果が期待できないこともあります。
当院では椎間板ヘルニアの治療に対して、体全身のバランスを見ながら整体していきます。
椎間板ヘルニアでお悩みでしたら、ぜひ一度当院までご相談ください。
仙台で椎間板ヘルニアの治療なら「とりうみ整体院」