腰痛と仙腸関節の関係
こんにちは仙台市太白区のとりうみ整体院です。
今回は腰痛と仙腸関節についてお話させていただきます」。
仙腸関節とは骨盤部分の「仙骨(骨盤の真ん中の骨)」と「寛骨(左右一対ずつの骨)」の間の関節です。その周りを前仙腸靭帯、仙結節靭帯、仙棘靭帯、
骨間仙腸靭帯、長・短後仙腸靭帯、腸腰靭帯などの靭帯によって関節が外れないように保持・サポートされています。
一般的には不動関節と言われておりますが、実際は数ミリ動くと言われています。
男性と女性では骨盤の大きさ・形も異なり、女性の方が出産するためにやや丸みをおび、横長な形をしています。
仙腸関節は一般的には不動関節(動かない関節)とされていますが、実際は数ミリ動くことにより、衝撃緩和作用を持っています。
これにより生活していての体、腰への衝撃・負担を軽減させてくれます。
負担がかかりすぎて、仙腸関節がズレてしまったものをギックリ腰(仙腸関節炎)と呼びます。
先程簡単に説明しましたが、男性、女性で骨盤の形には大きな差があります。
それはなぜでしょうか?
まず女性は赤ちゃんを産んだり、子宮があったりと男性とは生殖機能・構造的な違いがあるからです。
では実際どう違うのか見ていきましょう。
まず一番の違いは、矢状面(体を真横から半分)にした際の身体重心と寛骨臼の位置にあります。
まず男性の骨盤を矢状面から観察すると…
身体重心線と寛骨臼で大腿骨頭を支える位置はほぼ一致します。
そのため仙腸関節には無駄な圧力はかかりません。
しかしそれに対して女性の場合、骨盤構造が男性よりも広く、矢状面から観察した時も身体重心線より寛骨臼の位置が前方に位置します。
ということは…
身体重心と床反力のベクトルに差が生まれるためこのギャップによって…
仙腸関節に剪断力が生じ、仙腸関節痛へと繋がっていくと考えています。
よって男性よりも女性の方が仙腸関節に負担がかかりやすいとされています。
さらに先述した通り、女性は赤ちゃんを産んだりすることよる骨盤の動きが大きいので男性よりもよりケアが大切になります。
ここまでにわたり、腰痛と仙腸関節について説明してきましたが、これだけ腰痛と仙腸関節には密接な関係があるのです。
仙台市のとりうみ整体院では、この仙腸関節やそれぞれの関節に着目してみなさまの辛い腰痛の改善に役立てるよう
全力で施術させていただきます。ぜひご相談ください。