顎関節症の整体
今回は顎関節症の治療をしている患者さんについて整体経過を書いていこうと思います。
Iさん(40代)は1、2年前から顎関節症に悩まされていて、元々は虫歯の治療で歯医者さんに通院していたそうです。
そこで治療を受けてからだんだんと顎の調子が悪くなり、常に顎に違和感・痛みが出てしまって動かすクセがありました。
そして歯医者さんを転々とし治療をするも改善は見られずに、最終的には大きな病院で噛み合わせの調整・治療をされていました。
あまりにも顎関節症の痛み・違和感が良くならないことにしびれを切らし、他に治療方法は無いのか??
と調べていた所、当院を見つけ来ていただきました。
顎関節症の検査
顎関節症の検査としてはまず顎の関節の動きを見ます。
この関節の動きをみるのが顎関節症の治療では大事です!
顎の関節は下顎骨(下顎頭)と呼ばれる顎の骨と、側頭骨(下顎か)で作られています。
口を開いたり、閉じたりするときはこの顎関節が動くことで口の開閉ができます。
顎関節症の人は大きく口を開ける時に痛みや・クッリク音が出ると思いますが、その時に普通であれば左右同時に顎の関節が動かなくてはいけないところが、左右ばらばらになってる人がほとんどです。
顎の痛み・違和感はこれが原因で発生します。
今回のIさんの場合は、左のアゴに痛み・違和感があり検査した所、痛みの出ている左の顎関節の動きが遅く、逆に右の動きが速い(左より先に動くイメージ)状態でした。
顎関節症の治療
さて、検査もひと通りおわり治療に入ります。
まず始めに顎の動きを確認します。
私 「Iさん何度か口を大きく開けてみてください、そして痛み・違和感などありますか?」
Iさん 「はい、口が開きづらいのと左のアゴが痛いです」
こんなやりとりをくり返し、治療前に状態を覚えてもらいます。
顎関節症の治療 その@
まずは全体的なバランスを調整するために足首・骨盤から整体しました。
「え?アゴなのに足首から?」って思いましたよね?(笑)
実は顎関節症だけでなくすべての治療に共通しますが、足首の状態はとても重要です!
足首は人間の体の土台、建物を建てるときも土台基礎工事が悪いと建物もゆがんだり傾きますよね?
それと同じで、体も足首(土台)がゆがみ固まると、骨盤のゆがみ・上半身の傾きになります。
これが首やアゴに負担をかけ顎関節症になることもあるんですよ!
顎関節症の治療 そのA
次に重要となるのが「頚椎」、首のズレ硬さです。
この首の状態も非常に大事で、Iさんの場合首の骨の上のほうが右にズレており、これもあごの痛み・違和感に関係していました。
口を開く際に、首の骨も同時に動いてます、しかし首の骨がズレたり固まっていると口が大きく開かなかったり、顎の関節の動きが左右でバラバラになってしまうのです。
治療すること約20分・・・
私 「Iさん、最初と同じように口を開け閉めしてみましょう。最初と比べていかがですか?」
Iさん 「痛みはまだ少しありますが、最初よりだいぶ開きやすいですし違和感も少ないです!」
この後、全部で10回ほど通院されましたが治療を開始して2〜3か月後には、顎の痛み・違和感を気にせず生活できるようになっていただけました!^^
本当に良かったです!
顎はご飯を食べたり、お話をしたりなど毎日使いますよね?痛みが出ていたら非常に大きなストレスになります。
顎関節症にお悩みなら一度ご相談ください!
顎関節症の治療なら仙台市 とりうみ整体院