妊娠中期の坐骨神経痛・腰痛
妊婦さんの坐骨神経痛整体例(30代女性)
先月、当院に来られたWさんは妊娠5ヶ月で坐骨神経痛・腰痛にお悩みでした。
痛みのはじめは先月の上旬、約3週間前にくしゃみをした際に坐骨神経痛のような痛みが出て来たそうです。
歩くのも腰に痛みが出たり足がしびれたり、夜も寝返りがうてないほどの激痛で大きな病院で診察を受けた結果、坐骨神経痛と診断されました。
妊娠中なのでお薬は飲んでおらず、お仕事も立ち仕事でなんとかこの痛みを早く良くしたい、との事でした。
お身体の症状
◎妊娠5ヶ月
◎坐骨神経痛(腰の痛み、足のしびれ、筋肉が張るような感じ)
◎頭痛
◎便秘
◎冷え性
◎低血圧 など
妊婦さんの検査
妊婦さんの体の検査として、まずはお腹の張り具合、内臓の状態から検査を行います。
今回のWさんの場合、腎臓への負担が大きく見られました。
妊娠5か月になると、赤ちゃんへの血流も増えお母さんの腎臓にも負担がかかりやすく腰痛や坐骨神経痛の原因になる場合もあります。
また、肝臓の状態も悪く内臓は全体的に硬さが見られました。
次に骨盤の状態を見ます。
骨盤は右の仙腸関節がゆがみ・固まっている状態で右側の腰痛・坐骨神経痛にも関係しています。
あとは股関節の動きも著しく悪く、骨盤周辺の全体的な調整が必要だと感じました。
妊婦さんの整体(腰痛・坐骨神経痛)
妊婦さんの整体の場合、断られる場合も多いですが当院では基本仰向け・横向きで調整を行います。
@内臓の調整
まずは内臓の整体、腎臓の位置を調整します。
腎臓の周辺には大腰筋と呼ばれる腰の筋肉があり、腎臓の位置異常は腰痛に影響します。
腎臓の調整前後で、腰の可動域を確認し比較していただきます。
仰向けで両膝を倒していただき、調整後は可動域の改善が見られました。
次に肝臓の調整を行います。
肝臓には血液溜まりやすく、硬さが出やすい臓器でもあります。
妊婦さんなのであまり刺激を入れない様に軽く圧迫していきます。
A骨盤の調整
骨盤の調整は、骨盤自体を動かすとお母さんの体に負担をかけますので、頭蓋骨の反射点を使って骨盤の動きを良くしていきます。
初回は主に内臓の整体、骨盤の整体にて刺激があまり体に入り過ぎない様に終了にしました。
現段階で3回目の整体ですが、歩くのにも支障がなく、お仕事も問題なくこなせる程度まで回復されています。
あと数回の整体で日常生活にはほぼ支障はなくなると思われます。
妊娠中の整体が重要な理由
妊娠中の整体はもちろんお母さんの体の痛み(腰痛、坐骨神経痛、むくみ等)を改善するために行います。
しかし、お母さんの体の状態はお腹の赤ちゃんにとっても非常に重要です。
お母さんの体が歪み、痛みが出ている状態ですとお腹の赤ちゃんにも影響が出易いです。
しっかり体の状態を整える事で痛みの無いからだ作り、出産までの準備として健康的な体の状態を維持しましょう。
当院では妊婦さんのお体のお悩み・不調に特化した整体を行っております。
もし妊娠中のつらい症状でお悩みでしたら、仙台市とりうみ整体院までぜひ一度ご相談ください。