こんにちは。仙台市太白区中田のとりうみ整体院です。
今回は「呼吸と整体」の関係についてお話しします。
🔸 春は呼吸が浅くなりやすい季節?
記事を書いているのは3月下旬。
卒業・入学・転勤などで忙しく、生活が乱れやすい時期です。
暖かくなってきたとはいえ、朝晩の寒暖差が大きく体調を崩す方が増えるのもこの時期の特徴です。
特に最近の患者さんに共通して見られるのが、「呼吸が浅い」という状態。
これはつまり、体内に取り込む酸素が不足しているサインでもあります。
🔸 酸素=エネルギーのもと
呼吸によって取り込まれた酸素は、血液中のヘモグロビンにより全身の細胞へ届けられます。
その酸素は、細胞内のミトコンドリアでエネルギー(ATP)を作るために使われます。
酸素が不足すれば、ATPが作れずエネルギー不足=疲れやすさ・だるさに直結します。
つまり、「酸素不足=体の燃料切れ」ということなのです。
実際、人は水がなくても1週間は生きられますが、酸素が8分絶たれると脳にダメージが起きるほど重要なものです。
🔸 呼吸が浅くなる原因とは?
呼吸が浅くなる背景には、以下のような要因が挙げられます。
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- 気温差・気候の変化
とくにストレスや内臓疲労があると、横隔膜の動きが硬くなり、自然と呼吸も浅くなります。
🔸 整体で「呼吸の通り道」を整える
当院では、呼吸が浅い方に対し、まずは内臓・骨盤・背骨などの歪みを整える整体を行います。
呼吸がしやすい体になると、頭痛や自律神経の乱れ、慢性的な疲労感も改善しやすくなります。
🔸 健康の三本柱、ほんとうの優先順位とは?
よく言われる健康法は「食事・運動・水分補給」ですが、実は最も大切なのは酸素=呼吸です。
- ① 酸素(呼吸)
- ② 水分
- ③ 栄養(食事)
この順番を意識するだけでも、体調が整いやすくなります。
🔸 深呼吸を生活に取り入れてみましょう
深呼吸は特別な道具も場所も必要ありません。
「気がついたときに1分だけ深く呼吸をする」
それだけでも、自律神経が整い、体がスッと軽くなることがあります。
次回は、実際に当院で行っている呼吸を整える整体と、自宅でできる簡単な呼吸セルフケアをご紹介します。
仙台市太白区中田 とりうみ整体院 院長 鳥海